元教員、家族で福島移住のんびり主婦日記。

IT系の仕事の夫と2人の息子達との日々。色んな想いを書いてるブログです。

故郷・福島のコト。

 

先日の地震

多くを考えさせられた。

 

地震が起きてすぐ

息子たちの体を守った。

 

地震に怯えていても仕方がない。

メンタルを強く持ち、しっかりと備えること。

それしかできない。

 

 

私は福島に引っ越してきて

震災からがむしゃらに頑張ってきている人たちをたくさん見てきた。

 

 

世間から見れば

福島はまだ、受け止める方々によっては

さまざまな思いを持たれることだろう。

 

 

これに関しては、私なんかが

言葉にできない10年の年月があり

一人ひとりの抱える思いや人生を思うと、言葉にできないが

今日は勇気を出して書いてみる。

 

 

 

私は、福島に引っ越してきて、いつも思うこと

 

それはみんなあの震災の絶望の中から

必ず希望や夢をもって生きているということだ。

 

地震後に

幼稚園で会ったママ友たち。

 

「家、ヒビ入ったけど全然大丈夫。地震怖かったけど、津波もなかったし、本当によかったよね。気をつけようね。子供達を、守ろう〜!」

 

みんな、心細いし、怖いだろうに

みんな、前向きだった。

 

他県の方々からしたら、あまりピンとこないかもしれないが

福島は、震災で大きな被害に遭ったし

今もいろんな課題を抱えているけど

 

悲しみだけで悲観しながら生きているわけではなく

辛さの中からも幸せを見いだし、生きている。

あの頃からずっと前だけを向いて生きることは不可能だったけれど

この土地で頑張って生きている。

 

あの頃東京にいた私が知らないような残酷な話や言葉にならない辛さや悲しみがあった。

信じられない差別も味わったらしい。

 

私は、あのとき

福島ではない場所で生活し

離れているからこその孤独感やもどかしさを感じていた。

 

被災地

かわいそう

福島大丈夫なの?

 

などのくくりだけで、束ねられることが辛いし悲しい。

 

人間は当事者にならなければ分からない思いがある。

だからこそ、

カンニング竹山さんの本

「福島のことなんて誰も知らねぇじゃねえかよ」

 

この本を読んで

胸に溜め込んでいた哀しみやもどかしさが軽くなり、前向きに考えていけるようになってきた。

 

ぜひ、みんなに読んでもらいたいなぁ。

 

福島は今いろんな課題抱えてるし

離れてる県の方から見たらかわいそうで

安心安全なのか分からない被災地なのかもしれないけど

 

かわいそう、辛そう

と言う思いは余計に心をえぐられそうになる。

 

やはりまだまだ課題がある。

どうすれば復興に繋がっていくのかなぁ

 

それを考えたとき

やはり、気持ちを強く持ち

福島で子育てすることだなぁと感じた。

 

そして、当事者ではない方々に

安心安全なものを食べてもらえたり

遊びに行きたいと言ってもらえると嬉しいなぁ

 

東京にいるときに

福島県出身というと

極端に反応が分かれた。

 

①福島大丈夫なの?家族避難してるの?

→テキトーに

我が家は大丈夫でした。家族は福島で前向きに頑張ってます。

と答えていた。

 

②福島の桃とかお酒すごく美味しいよね💓大好きだよー

→ありがとうございます😊嬉しいです。

 

と答えていた。

実際②はとても嬉しかった。

 

 

私は自分が、辛いことの当事者に「ならなかった」場合

相手のことを考えて、どんな言葉をかけられたらその方がマイナスな方向に引っ張られないか

すこし考えてから話していこうと思っている。

 

 

福島で育ったことを誇りに思える子供達に育てたい。

 

私の周りには

・震災後、復興のため、引っ越してきたご夫婦。

・震災後、東京からお嫁にきたママ友や親戚。

・復興を目的とした仕事をするために移住してきた方。

・Uターン、Iターンしてきた方々。

 

実際多くいるのに

福島にも明るいニュースはあるのに

どうしても良いことって広まらない。

 

マスコミ

報道には、暗い話題を膨らませてセンセーショナルな記事で報道する。

 

私は震災の後のワイドショーでノイローゼになった。

だから今の福島を明るく伝えたい。

 

みんなあの日からいろんな辛さや悲しみを抱えながらも頑張って生きてるよ。

この福島の地で希望を持って生きてるよ。

 

 

私は今日も二人の息子たちの命守るのだ。

 

生きていることに、感謝。。

 

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今日は特別な日だ。

おいしいもの準備しよう。