元教員、家族で福島移住のんびり主婦日記。

IT系の仕事の夫と2人の息子達との日々。色んな想いを書いてるブログです。

今、自分にできること。

10月12日

この日は、前々から、父の退職のお祝いも兼ねて、家族で温泉に行く予定でした。

 

前日に、台風がすごく大きいものだから辞めようとなり

キャンセルしました。

 

当日は、これでもか、と降る雨。

不安で不安で、泣きそうでした。

警報も鳴り止まなくて、避難指示も出ました。

三歳の息子を抱え、万が一のことがあってはならないと思い、近くの避難所にいこうと話していた矢先

 

心配した父から連絡、大雨の中、片道1時間かけて迎えにきてくれて、実家に避難しました。

 

家族といると安心して、落ち着いて過ごすことができました。

 

ただ、一晩鳴り止まない警報。

比較的安全と言われた実家ですら、避難指示が出るほど、、

 

となりでスヤスヤと眠る息子を見て

不安でたまらなかったけれど

しっかりしなきゃと思いました。

 

いつも冷静な父も慌てていて

事の深刻さに気付かされました。

 

なんとか通り過ぎた後

かなり大きい被害であったこと、亡くなられた方が何人もいることを知りました。

 

3.11の震災のときの気持ちがよみがえってきて胸が苦しくなって笑えなくなって

食欲もなくて

でも、お腹の中に赤ちゃんもいて

私がクヨクヨしていてもダメだと思って前を向かなきゃ、と。

 

福島ローカルのテレビでも現在は通常番組を放送していて

近くのスーパーも、息子の幼稚園も始まって、今のところ日常はすぐそこにあるはずなのに

 

一方で水も出ない地域

そして何より行方不明になっている方もいる。

 

自分と同じ市内で、こんな災害が起き

つらくて悲しくて悔しいけれど

自分にできることを考えて、前を向こうと思います。

 

某政治家は、被害がまずまずで済んだ、とか命を軽くみる発言をしている。

絶対に許せない。

人の痛みがわからない人に福島県民の気持ちを分かってもらいたいとも思わないが。

 

3.11から、踏ん張ってここまできた福島県

今回こんなことになってしまったけれど

必ず復興してみせる。

 

福島の人って我慢強くて

避難しても、断水でも、みんな愚痴は言わないし、お互い声をかけて大丈夫かい?とか

助け合える気持ちがある。

これは本当にすごいことだと思う。 

 

首都圏では、それこそ台風前から買い占めがおきて、

台風が過ぎ去ったあと、東京で被害がないことが分かるとバライティーもやっていて、アナウンサーや芸能人も笑って生放送なんかやっている。

 

仕方ない。日本の首都東京の被害はなかったらしいから。

ただ、こんなものなのか?被災地の気持ちは、置き去りなんだなぁと、いつも思う。

 

だけど私は命も助かって、電気ガス水道全部問題なくて

家族も元気。

比べ物にならないくらい深い悲しみの中にいる人がいる。

福島県だけではなく被災した街の方々が早く元の生活に戻れるよう

 

そして、亡くなられた方々な御冥福をお祈りします。

まだ見つかっていない方、どうか助かりますように。

 

テレビも、報道がつらくて苦しくて見れない。かといって無音の部屋の中にひとりいるのもつらい。

大好きなスマップ、トキオ、槇原敬之の歌でも聴こう。

 

私にできること

二人目の赤ちゃんをお腹の中で元気に育てること。

そして

夫とも話して、寄付をしようと思います。

 

大好きな福島県

大丈夫。

福島は必ずまた立ち直れる。