元教員、家族で福島移住のんびり主婦日記。

IT系の仕事の夫と2人の息子達との日々。色んな想いを書いてるブログです。

母親の温かな手

 

私の父方の親戚に

アルコール依存症の叔父がいる。

我が家に迷惑ばかりかけてきた。

 

 

一番振り回されたのは、母だ。

お盆やお正月に来ては

大量に酒を飲み

悪酔いをし

人の悪口を言いまくったり大騒ぎしたり

家の中を汚すこともあった。

 

片付ける母親の背中を、今も鮮明に覚えている。

 

父親は

あんなバカ放っておけ と言って接触しなかった。

 

祖父母は息子の可愛さゆえ

なんの手立てもとらず。

 

叔父夫婦の家庭は崩壊寸前。

現在も別居している。

今はいとこはそれぞれ家庭を持った。

 

現在もなお、困ったことがあるとすぐ電話してくる。

やめてくれ。

関わりたくもない、大嫌いな親戚なのだ。

 

おばは、困るとすぐ

母に電話をしてきた。

 

夜中だろうが仕事中だろうが

 

私は母の苦労を見てきたから

おじさん家族が心から嫌いだ。

 

そんなおじさんに優しくして甘やかしてる祖母にも、苛立つことがたくさんあった。

 

父が頑張って働いてきたお金、しかも大金を

叔父家族に貸したこともあった。

もちろん返ってきていない。

 

母親が

おじに怒鳴られ、怒られている姿も見てきた。

 

最近、母が体を壊している。

心配だ。

 

子育てをしていると

自分が息子を心から愛し、守りたいと思う日々

こんな幸せな気持ちと時間を

母が私にかけてくれた愛情と重ね

 

私が息子にかける愛情と同じくらい

愛おしく感じ、命を守ってくれていたのだと思うと

涙が出て、目の前が曇る。

 

病院に通院する母親

過去、色々苦労をし、現在もあの田舎で

病気と共に生きる母を思い

 

胸が苦しく、切なくなるのだった。

 

小さい頃から母親の笑顔が好きだった。

 

祖母からの嫌味を言われ悲しそうにしていた母の表情や

 

ボロボロの軽自動車でスーパーに行った帰り 車酔いして嘔吐してしまった私の体を優しくふいてくれた温かな手

 

震災後の絶望した表情。そこから復活していくと決断した強い涙。

 

母親がかけてくれた愛情を

私も息子に返していかなきゃな、

 

母が歩んだ苦労の多かった人生

そして今の病気

その一部を切り取り、私が引き取りたいとすら思う。

 

 

 

自分が母親になり

さまざまな思いを抱えながら生きている。