<実話>刺激と反応の間にあるものとは
夫です。
その中で興味深い話があったので、ブログにまとめたいと思います。
「刺激と反応には、選択の自由がある」という話です。
かいつまんで説明すると、どんな不運なこと(刺激)があっても、それによって落ち込むか、ポジティブに捉えるか(反応)は個人の選択によるものだということです。
実際に、本には「ドイツのアウシュビッツ収容所にいた人が、その過酷な環境の中でも、自己を客観的に捉え、どのように感じるかを自分で選べたという話が、例えとして用いられています。
「なるほどなー、まあそんな考え方もあるのか」程度に考えていたのですが、正にそのことを目の当たりにした体験がつい最近ありました。
それは、高校時代の友達と世間話で電話していた時です。
最初は他愛のない世間話をしていたのですが、途中から友達の親の話になりました。
親もそろそろ老後に差し掛かる頃です。
その友達は、今「親に、お金をせがまれている」というのです。
これから年金ぐらしになるけど、少なく、そして貯蓄もない。お前の教育費を払ったのは両親なのだから、今度は面倒を見て欲しい。的な話でした。
この話を聞いて、自身は、その友達が不憫だなと感じました。
と同時に自分の親が、ちゃんと貯蓄している(少なくともせがんでくる様子はない)ことに、フツフツと、感謝の気持ちが湧いてきました。有り難いと。
自身は、なかなかいい言葉が出てこなかったのですが、その友達に言いました。
「それは、本当に大変だな。」
ただ、その友達の反応は想定外でした。
「確かに大変だが、感謝もしている。このことで自身はお金の大切さを心から理解できた気がする」
と答えたのです。
パッ、と頭に光が指しました。
恨まないだけでなく、感謝するなんて本当に予想外でした。
これこそが、人間が持つ「刺激」と「反応」の間の選択の自由だなと感じました。
自身も、この何人にも奪うことない自由を意識して生活したいと思います。
そして、自身もこの友達を見習って、どんな困難でも前に進む力に変えて、生き抜いていきたいと感じた一日でした。
めでたし、めでたし !
- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (9件) を見る
↑ 是非読んでみてください。名著といわれているだけあって、素敵で根本的な原則が書かれています。